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 第295話 エール
投稿:院長

在宅医療では、治療や介護の方針を決定する上で、主に介護を行う人と治療方針の決定に一番発言力のある人(キーパーソンと呼んでいます)が誰なのか、確認することがとても大切です。

中でも、男性が女性を介護する場合、患者さんのご主人や息子さんが主介護者でありキーパーソンでもあるということがほとんどで、特に、夫による妻の介護は、妻への愛情に満ち溢れていることが多く、とても温かな雰囲気の中で診療が行われます。

ある男性は、毎日栄養たっぷりな食事を調理し妻に食べさせ続けていたところ、どんどん妻の体重が増え、いつの間にか自分の体重を上回るようになり、移動のため体を持ち上げることが一苦労になってしまいました。

また、別な男性は、食事の介助はもちろん、髪や皮膚のケア、着衣にも気を配り、診察に行くといつもきれいな“自慢の妻”と一緒に迎えてくださいます(私が、“若林区の松坂慶子”と呼んでいる方です)

事実、日本人の高齢者を対象とした研究では、女性の場合、夫に介護を受けると最も長生きするという結果が出ており、今まで自分の人生に寄り添ってくれた妻に感謝し、献身的な介護を積み重ねていくことが大切なのだと教えてくれます。

介護する男性にはそれぞれの介護方法があり、それが多少スタンダードな方法から外れていたとしても、日常生活に支障がなければ、できるだけそれを尊重するようにしています。

しかし、そのような慈愛に満ちた男性は、自分の健康には無頓着ということが少なくありません。

長生きをする妻を支えるために、介護する夫も健康でいる必要があります。介護を頑張っている男性に対して、自分自身の健康も大切にして、ぜひ元気で長生きしてほしいと心からエールを送りたいと思います。


2022年12月8日(木)

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