仙台市若林区の診療所  やまと在宅診療所あゆみ仙台 【訪問診療・往診・予防接種】
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 第293話 座右の銘
投稿:院長

やまと在宅診療所では、職員一人一人にインタビューをして、それぞれの座右の銘を発表する企画があるのですが、先日、私の出番が回ってきて発表することになりました。

今まで座右の銘など考えたこともなかったので、どんな言葉を選ぶべきなのかしばらく思案することになりました。

まず、他の職員がどんな言葉を選んでいるのか確認してみると、旧連合艦隊司令長官の山本五十六元帥(旧制長岡中学出身で、私の大先輩でもあるのです)の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」の言葉を選んでいる人が複数いたので、とても誇らしい気分になりました。

山本元帥の残した言葉は、リーダーが他人を動かさなくてはならない自分が模範となり、その意義について語り、相手に敬意を払わなければ人は動いてくれないという意味が込められています。

一方、自分が何かに取り組み始めた時、何が自分の行動の原動力になるのか考えたところ、直感的に思い浮かんだのが「初心と情熱」です。

人の行動の結果というのは、良い時もあればそうでない時もあります。順調な時ほど奢らず、そうでない時は常に初心(原点)に立ち返り、やりがいを感じて始めたことに対して情熱をもって取り組むことが大切なのではないかと思います。

ところが、情熱の炎というのは、勢いが強ければ強いほど良いというのではなく、がむしゃらな情熱は、いずれエネルギー切れを起こし、「風前の灯火」になってしまうかもしれません。

たいまつの炎のように、自分の道標なるような明るさで自分を照らし続けたいと思っています。


2022年11月22日(火)

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