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 第223話 純日本的職員採用
投稿:院長

開業に伴い、診療アシスタントという職種を募集していたのですが、20人以上の応募がある中で、2名の採用が決定しました。

 

採用にあたって、一般的には、適性、熱意、強みといった様々な条件を考慮します。

 

海外では、人を採用する際に人柄よりも、経験、能力、スキルを重視するため、履歴書には、写真はおろか、年齢、性別、人種、扶養家族・・・といった仕事とは関係のない事柄は一切載せないことが一般的です。

 

そして応募者は、自分を売り込むために、自分がその企業に就職した場合、いかに貢献できるのか強い自己PRを行ったりしますが、多くの日本人は自分を売り込むことに対して控えめだし、採用する側も、応募者の自己PRが強すぎると「押しが強すぎる」と敬遠しがちです。

 

訪問診療という仕事は、人を相手にする仕事ですので、私が重視したのは、パソコンやタブレットの入力といった基本的な能力やスキルはもちろんですが、この分野の経験や押しの強さよりも人柄、礼儀です。

 

今まで多くの方とメールのやり取りを行ってきた経験から、文章というのは、その人の人柄、品位をよく表していると感じているので、送ったメールに対して的確に返事が返ってきているか、一つ一つの言葉が礼節を持って丁寧に書かれているかといったことも、採用の重要な判断材料でした。

 

そして面接では、姿勢を正して相手の目をきちんと見て話しているか、「訪問診療という仕事に対する思い」を自分の言葉できちんと伝えられているか、ということを重視しました。

 

今回採用となった2名の方は、いずれも訪問診療の経験はありませんが、学生時代にあるスポーツのキャプテンを務め、チーム医療に理解のある方、自身の介護の経験を医療に活かしたいと希望してきた方で、「訪問診療とは直接関係のないそれぞれの経験」が私の心に響いて採用となりました。

 

今回のリクルートを通じて、やっぱり自分は日本人、外国人のような採用はできないと強く感じました。

 

一方、面接を予定しても、連絡もなしにキャンセルする方々には、びっくりというか、閉口しました。

 

開いた口が塞がらないという言葉も使いますが、このような場合、口を閉じたままにするのか、開けたままにするのか、一体どっちなんでしょうか(苦笑)?

 

人生はまさに一期一会。訪問診療の仕事もまさに一期一会。

 

お互いに、この縁を大切に仕事をしていきたいと思います。



2021年5月19日(水)

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