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 第51話 夫婦げんかの味
投稿:星野

世の中、毎日、夫婦げんかばかりしているという家庭が少なくありません。

 

夫婦関係をよく続けていられるな〜と考えてしまうのですが、仲の良い夫婦には、”けんかの流儀゛というべきものがあるようです。

 

その流儀とは・・・。

 

第一に、けして相手の人格を傷つけるようなことは言わないということです。

 

イライラすることはあっても、文句をつけるのはいつも相手の行動に対してです。

 

「罪を憎んで人を憎まず」という言葉の通り、文句をつけたくなった時、「相手の行動に腹立たしく思っているのか?」、「相手を憎んでいるのか?」の二つを区別して、もう一度冷静に考えたいものです。

 

第二に、文句を言いうと気分が晴れるということです。

 

さんざん言いたいことを言ったら気分がさっぱりしたということをよく聞きますが、それは健全な口げんかの証拠。そのような夫婦は、けんかのゴール地点が決まっており、すぐに人間関係がリセットされ、けして破綻しません。

 

逆に、文句をつければつけるほど頭に血がのぼってくるというのは要注意で、売り言葉に買い言葉がエスカレートしやすく危険な状況だと思います。

 

第三に、仲直りのきっかけが決まっているということです。

 

けんかした後に、言い過ぎたと自責の念にかられて謝ることができたり、時間が過ぎてから何気なく普通の会話ができたり、仲直りのパターンが決まっている夫婦は、多少の気持ちの行き違いがあったとしても、それを認めてすぐに関係を修復できるものです。

 

第四に、しばらくけんかしないでいると、けんかが恋しくなるということです(笑)。

 

Bさんは、退院したばかりの頃、すっかり体が衰えて経鼻栄養が欠かせませんでしたが、奥さんの献身的な介護で徐々に食べられるようになり、ついに食事の味付けに文句を言うようになりました。

 

奥さんは、ちょっぴり腹立たしい思いで口ごたえしつつも、「元気が出てついに文句を言えるようになった!」と久しぶりの“夫婦げんかの味”に感激していたようです。

 

世の中、「けんかできる相手がいてうらやましい!」と考えている人は大勢いらっしゃるのです。

 

毎日毎日、けんかばかりで少しうんざりという方は「夫婦げんかのない世界」を一度想像してみてはいかがでしょうか?実はそのけんか、“至福の時”かもしれません。

 

夫婦げんかを通して、「けんかは仲の良い証拠」を示していきたいものですね。

 



2019年3月30日(土)

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