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 第222話 傾聴とは?
投稿:院長

当院は、理念に「傾聴する」を掲げています。

 

傾聴を国語辞典で調べると「相手の話に耳を傾けて熱心に聞くこと」とありますが、相手に対して単に「聞かせて下さい」と話しても、本音を引き出すことができるとは限りません。

 

聞き手には「聞く力」が必要なのですが、広島県の高校入試の国語の論説文(山下稔哉「聞く力を高める」)に、このヒントを見つけることができたので紹介します。

 

それによると、聞く力とは「この人は私に関心を持っている」と信頼してもらうこと。

 

アナウンサーは、インタビューに先立って相手のもとに何度も足を運んで、その人の生い立ち、家族、仕事、趣味など、インタビューの内容とは直接関係のないあらゆることを聞き込むことがあるそうです。

 

その過程の中で、相手に対する深い関心が生まれ、それが相手に伝わって「本当の気持ちを話してもいい」という信頼感が生まれるのです。

 

あるニュース番組のレポーターは、災害で避難所を回って取材したとき、当初は被災者からなかなか話を聞くことができませんでした。

 

しかし、朝から晩まで避難所に滞在して、次第に顔を覚えてもらい、声をかけられるようになり、避難所の子どもたちと遊ぶようになり、自然と話を聞くことができるようになったそうです。

 

これも、話を聞かせてもらうための前提となる信頼関係が生まれたからなのです。

 

訪問診療の仕事もまさにそうで、患者さんのもとに何度も何度も足を運んで、ようやく本音を聞かせてもらえるようになることもあります。

 

熱心に話を聞くとは、相手に対する深い関心から生まれます。そして、相手に対する深い関心は、聞き手の目、顔の表情、言葉、動作すべてに表れるのです。

 

相手から話を聞くことは、ともすると受け身になりがちなのですが、個人的にこの「積極的傾聴」を心がけていきたいと考えています。

 

中学生の頃は、単に問題を解くためだけに国語に取り組んでいたのですが(今振り返ってみるとあの頃はまだ幼かった・・)、今は、頭の老化予防を兼ねて、人生や仕事のあらゆる問題を解くヒントを得るために、日々国語の問題に頭を悩ませています(-_-;)。

 


2021年5月13日(木)

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