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 第263話 人生で輝いていた日
投稿:院長

100歳になったばかりの患者さんを訪問した時のことです。


いつも、「この歳まで生きてしまって皆に迷惑をかけています」と謙遜しておっしゃるのですが、戦争で亡くなられた自身の夫や兄の話題になった時、とても優しくて自分のことを大切にしてくれた夫や兄の思い出について目を輝かせて嬉しそうに話してくださいました。


自室には、ご家族の写真が飾られていますが、患者さんにやさしく微笑みかけてくれているようでした。


「あの時が一番幸せでした」


患者さんのその言葉がとても印象的でした。


今、冬季オリンピックが開催されていますが、選手にとって最高の晴れ舞台です。


オリンピックの出場は、本人の努力はもちろんですが、周囲のサポートなしではとても実現できることではありません。


選手の皆さんが、後で人生を振り返った時、「あの時はとても輝いていて幸せだった」と感じられるよう、精一杯自分の力を発揮してほしいと思います。


私自身の過去を振り返ってみた時、自分が幸せだったと思える瞬間はいくつかあります。


中でも「大学に合格して両親にとても喜んでもらった時(合格したことよりも嬉しかった記憶があります)、「子供の出産に立ち会いこの手に我が子を抱いた時」、「地道な練習の末に参加基準タイムをクリアして出場した憧れのマラソン大会で自分の持てる力を最大限に発揮して完走できた時」、「このクリニックを開業して初めて患者さんのご家族から診察の依頼を受けた時」です。


今月26日に、別府大分毎日マラソンのテレビ中継を観戦しましたが、40代の後半に、かつて自分が走った大会がとても懐かしく、力走している選手の皆さんがとても輝いて見えました。


今は、後から振り返った時に、「訪問診療に携わって本当に良かった」と思える時間を作っていきたいと考えています。


2022年2月17日(木)

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