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 第234話 勝負服
投稿:院長

病院では、「患者はベッド上でパジャマ姿で医師の診察を受ける」というイメージが強いためか、訪問診療でもそのように準備して診察を待って下さる患者さんが多いです。

 

ある女性患者Bさんは、急な体調の悪化で歩行が困難となり、訪問診療を始めました。

 

診察の結果、多発関節炎と診断し、鎮痛剤による治療を開始して様子を見ることにしました。

 

当初は、意欲がなく無口だったBさんですが、徐々に元気になり、本来の明るいBさんに戻ってきました。

 

ある日、Bさんの自宅に診察に伺ったところ、ご家族が、「今日は、何を着て診察を受けようかソワソワしながら、いくつか服を着てみたのですが、結局いつものパジャマ姿に戻ってしまいました」と打ち明けてくれました。

 

そこには、黄色のパジャマ姿のBさんがベッドに座って診察を待って下さっていました。

 

以前は、ご家族と買い物が好きだったというBさんですが、私は「診察は、パジャマ姿でなくて普段着で良いですよ。コロナが収まったらまたご家族と買い物に出かけましょう。次の診察では、いつも買い物に行く時の姿を見てみたいです」と要望しました。

 

そして先日、Bさんのご自宅を訪問したところ、そこには半袖のブラウスにスラックス姿のBさんがありました。

 

この日の診察は、希望に満ちた明るい話題で大いに盛り上がったことは言うまでもありません。

 

診察は、どんな服を着て受けようか?

買い物には、どんな服を着て行こうか?

旅行には、どんな服を着て行こうか?

好きな人と、どんな服を着て会おうか?(忘れ去られようとしていた遠い昔の思い出・・・)

 

女性が心をときめかせて自分の服を選ぶことの大切さを教えてくれたBさんを、恩に着ている私です。 


2021年7月21日(水)

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