第356話 手芸の達人4 |
投稿:院長 |
手芸の達人4回目は、70代の女性Sさんです。 病気のため身体に不自由がありますが、あるものを工作する名人です。 それは、手提げバック。 それもただの手提げバックではありません。 バックの生地には、なんと色鮮やかな大漁旗が使われており、これを見ているだけで楽しくなってきます。 Sさん自身は、体調に波があるので、常に自分の身体や精神状態に耳を傾けて、調子が悪いときには作業を中断し、休み休み製作しています。 Sさんは、ご家族の介助で外出することが大好きで、今年は気仙沼に日帰り旅行し、海鮮料理を楽しまれたそうです。 Sさんが、大漁旗が使われた手提げバックを持って気仙沼に「凱旋」している様子を想像するだけでワクワクしてしまいます。 そして、なんと製作した手提げバックをネット販売しています! 街で大漁旗の手提げバックを持って歩いている人を見かけたら、それはきっとSさんの作品に違いありません。 話は変わりますが、今月、第333話で紹介した宇宙戦艦ヤマト(戦艦大和との合体バージョン)のプラモデルが11か月の歳月を経てようやく完成し、先日、職員にお披露目しました。 この宇宙戦艦ヤマト、実は旗竿に日の丸とともに大漁旗が掲げられています。 Sさんの影響をモロに受けた私が、見る人が元気になるようにとの願いを込めて大漁旗を掲げることにしたのです(後日、このブログでも紹介しようと思っています)。 Sさんの手提げバックは、エネルギーと元気を運んでくれる不思議な力を持つバックなのです。 |
2024年9月27日(金) |
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